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高校生のなりたい職業1位は教師
高校生の将来の夢というアンケートによると、男子では1位、女子では3位になるほどの人気の職業教師。
男子高校生の約一割が希望するこの職業ですが、ではどういった仕事なのでしょうか?
ここではまず、全国でも41万人と最も多い小学校教師を紹介した「あしたをつかめ」を参考に教師という仕事に触れていきたいと思います。
教師には、生徒である子供たち一人一人と向き合い、それぞれの子供が持つ、限りない可能性を伸ばし、未来の人材を育てるという役割が求められる職業です。
責任が大きい反面、やりがいも大きい仕事だといえるでしょう。
現在、教育の現場では、子供の個性が大変尊重されています。しかし一方では学力や学習意欲の低下が問題視されており、子供たちの基礎学力を育てる。ということが今まで以上に要求されています。
子供たちに学ぶことの喜びを教えることが、教師たちの直面している問題です。これには教師一人一人の実力が問われています。
「あしたをつかめ」の中でシリーズとなっている「高校生のなりたい職業」で取り上げられたある小学校教師は、いつでも子供たちの目線に立ち、生徒たちから人気のある教師です。
教師になって2年目のこの新米教師は、授業内容を上手く子供たちに伝えたいという悩みを持っています。
学校という社会で毎日接する大人、である教師ですが、彼自身は希望と夢にあふれた一人の青年である。ということを忘れてはいけません。彼はいつでも苦悩しているのです。大人の立場から一方的に指図するのではなく、子供たちとのふれあいを非常に大切にしており、子供たちの教育の為に、自分が一体何をすべきかということを常に考えています。
一方、教育の世界には立ちはだかった問題に対する対処法などが、あらかじめ存在しているという問題もあります。自分で考えず、機械的に従う教師も少なくないため、まじめに問題に取り組み、自分で考えて行動する教師まで、世間では同じように批判を浴びます。
そういった真剣に問題に取り組む教師に向けて発信された番組が「ティーチャーズネット」です。
これも、NHKのデジタル教材です。
親や子供と同じ人間である教師もまた、完璧ではありません。教育に正解がないということは、教育に正解がないということは、先にも述べましたが、いく人もの子供たちに接した経験がある教師なら、誰よりも感じていることだと考えられます。